今日は白髪について、深く掘り下げてみたいと思います。白髪は少しあるだけで、疲れて見えたりやつれて見えたり、何と言っても白髪はうまく見せないと老け見えするので嫌ですね。薄毛と共に、人の見た目を大きく左右する白髪。Aozoraもみんな白髪を染めています。そんな白髪について詳しくまとめてみました。
日本人の髪は黒髪。艶やかで綺麗ですよね。世界には、様々な髪の色があります。この髪の色ってどうやって決まるかご存知ですか?
実は髪の色は『メラニン色素』の割合によって変化します。
メラニン色素には、黒色や茶色などの暗い色寄りの『ユーメラニン』、黄色寄り明るい色の『フェオメラニン』。この2種類があり、それぞれの割合で、髪の色が決まるとされています。
生まれたて(できたて)の髪の毛は何色だと思いますか?なんと真っ白なのです。そこから、メラニン色素の割合で、様々な髪の色が誕生します。
そして、日本人は先ほど出てきた色素の『ユーメラニン』の割合が多いため、黒色の髪色になります。白人の外国人は『フェオメラニン』が多いため、金髪や明るめの髪色。
そのメラニン色素を作っているのが、毛母細胞の間にある『色素細胞(メラノサイト)』。毛母細胞が髪を作り出し、色素細胞によって、メラニン色素を作り送ります。そして、色付けされていき、黒く着色された髪が出来上がるのです。
人の身体ってすごいですね^^
白髪が多い人でたまに「親も真っ白だった」なんて言う話を聞きます。実際には遺伝的要素が影響することもあるとされていますが、それだけではなく、たくさんの原因が絡んでいることが多いとされています。※遺伝要素については後ほどお伝えします。
例えば、色を付ける色素細胞の働きが弱くなったり、色素細胞の数が減ってきたりすると、メラニン色素が十分作られなくなり、新しい髪の毛にうまく色が送れなくなる為、髪の毛に色がつかない白髪となってしまします。
これは、黒髪だけではなく世界中の方全員に当てはまります。
30代~40代になったとたん白髪が一気に増えた!白髪あるあるです。私は48歳過ぎてあっという間に白髪が増えてきました。それは、新進代謝の低下が起こる為です。これにより、色素細胞の機能が弱まり、髪の毛に色を送ることができなくなります。
う~~っ。頑張って色素送ってほしいですね。
また、別の原因としては、細胞が働くためには、栄養素が必要になってきます。体に負担のかかる過度のダイエットや、食生活、等で、十分な栄養が頭皮に行かなくなると、色素細胞の働きが弱まり、白髪となってしまうことがあります。
そして、最近では若い人の白髪が増えているという記事も見られます。
新陳代謝は、ゴールデンタイムと呼ばれる夜10時~深夜2時の間に活発に行われます。夜更かしや睡眠不足などの不規則な生活が続くと、色素細胞の働きが弱くなります。そして、ストレスなどで、交感神経が優位な状態だと、寝つきが悪くなり、血管を収縮させてしまうため、栄養素が細胞に届かなくなってしまいます。
その為、色素細胞の働きが弱まってしまうのです。ある意味、白髪も現代病の一つになりつつあるのかもしれません。
10代~20代からの白髪が目立ち始めた方は、遺伝的要素が高いとされています。白髪と遺伝については、完全に解明はされていませんが、色素細胞の働きが、低下しやすい体質が遺伝すると考えられています。
また、老化が促進される病気や、血管に関した病気などがきっかけで白髪が増えるケースもあります。円形脱毛症の後、生えてくる髪の毛は白髪率が非常に高いです。Aozoraに来てくださっている円形脱毛症のお客様も、発毛した髪の9割は白髪で発毛されます。これは脱毛の症状が起こっている時に、毛母細胞と同時に色素細胞へもダメージを受けたためとされています。
そして、白髪ははもみあげにも生えてきます。もみあげの白髪の原因は、血行不良や栄養不足が主な原因として言われています。頭皮の乾燥により、お肌のサイクルが乱れや外部からの刺激でのダメージを受けて、細胞が弱ってしまい、働く力が弱まります。ストレスが溜まってくると、頭皮が硬くなり、血管が圧迫され血行不良となります。
パソコンやスマホなどにより眼精疲労による血行不良や、頬骨の発達不足も一因として考えられています。
白髪は、染めるしか対策がありません。そんな中、最近よく見かける白髪サプリ。このサプリってどうなの?お客様からよくご質問を頂きますので、白髪サプリについてまとめてみます。
まず、原理から考えて、《白髪改善サプリ》で白髪がなくなることはあり得ません。ただ、サポート役としては役立ちます。白髪サプリに良く入っている成分は、これらの通り。
亜鉛(髪を再生させる成長ホルモンの分泌を助ける働き)
ヨウ素(ヨードは、メラノサイトの働きを活性化)
チロシン(黒い髪の毛の色素を作る。ストレスの軽減作用)
銅(黒い髪の色素を生産するための酵素を生み出し、健康な髪の毛を維持をするのために必要な成分)
ビタミンC(抗酸化作用が強く、活性酸素から細胞を守る)
ビタミンE(血行促進)
髪を元気にしてくれる成分がありますので、先ほどあげた白髪になる原因は減らしてくれそうです。
実際に、発毛に来られているお客様の白髪の根元から黒い髪に変わることがあります。
これ、めちゃくちゃ喜ばれます。
これらも髪が元気になる過程で細胞が活性化されたことによるものだと考えます。白髪予防には、薄毛予防と同じ対策をしておくのが、結局いいということになるんですね。
これらすべてをまとめてみると、白髪がイヤだ、増やしたくないという方は、白髪をカバーしていくことも大切ですが、白髪を生やしにくくする頭皮ケアや、生活が大事。どんどん増えていく白髪を、おいかけるのではなく、白髪を予防していきたいものです。
昔の武将は白髪を『墨』で染めていた。
白い髪だと敵になめられるため、戦へと挑む前には、少しでも若く見せるため、墨で白髪を染めていたと、書かれています。
明治時代以降には、『タンニン』と『鉄』を使った黒い染料が使われたそうです。これは昔から『お歯黒』として活用されていたもので、髪を染めるには、10時間もそのまま置いておかなければ、キレイに染まらなかったそうです。
そして、これが日本での始めてのヘアカラー剤の誕生といわれています。すごい歴史ですね!
その後に、ヨーロッパなどから化学染料が輸入されるようになり、現在の短時間でしっかり染まり、長持ちする、そして頭皮にめちゃくちゃダメージをかけてしまうヘアカラーになっていきました。
Aozoraではお客様にIPMヘナを用いて白髪染めをして頂いています。それはなぜか?答えは簡単です。美容室や市販の白髪染めをされてきた方の頭皮があまりもひどかったからです。
皆さんは毛染めの経験はありますか?
染めている途中に、頭皮がひりひりしたり、カーッと熱く感じたりしたことはありませんか?
白髪染めには、髪のキューティクルを開かせる働きの『アルカリ剤』。そして、発色は良くなりますが、一度アレルギー反応が起こると、ほとんど治ることなく、染める度にアレルギー反応がおこってしまう、アレルギー反応の元である『ジアミン』。
何年か前に、中居くんの頭とお顔が腫れあがった原因のものです。最近ではテレビでもピックアップされています。
毎回、頭皮のかぶれやヒリヒリ感を感じている人は、実はアレルギー反応が起こっているのです。
そして、漂白剤や殺菌剤として使用されている成分で、髪のメラニンを脱色させ、酸化反応をおこして発色させる『過酸化水素』。これは頭皮の水分を奪い頭皮を乾燥させ、カラーの後に感じるヒリヒリと刺激を感じる原因となっています。
ざっと上げただけでも、これらの成分が入っています。
これが中居くんがジアミンアレルギーになられてしまったときのテレビの画像です。アレルギーを知らないスタイリストさんがジアミンを使ってしまい、とんでもないことになっちゃったんですよね。
頭がむくんで帽子が入らなかったとおっしゃっていました。めちゃくちゃ危険です。
私たちが、美容の為におこなう白髪染めやカラー。これらの科学物質が体に影響をもたらす毒性は、農薬の約140倍。20ccで致死量となるものを、髪の毛につけているとされています。
農家の方が、農作物を虫から守り、出荷時の見た目のために農薬をまく時、上下完全装備で作業をおこなうのに、その140倍もの毒性のあるものを頭皮や髪に直接つけているのです。
慣れ、そして、知らないという事はどれだけ危険かという事ですね。
そして、口からの毒素は体からある程度排出してくれるのですが、頭皮からこれらの化学物質が体へと浸透してしまう『経皮毒』は、体に蓄積されるといわれています。
化学物質は小さいためその間をかいくぐり、さらに毛穴に入り込んでいくのです。その毒素が体に巡るのが約15分とされており、肝臓や腎臓へと蓄積されますが、最も溜まりやすいのが子宮。
更に赤ちゃんができると、その毒素を体の外へ出そうとする働きのため、アトピーなどのアレルギーを持った子供が生まれる一因となっているとされています。
こういったことから肌のトラブルや、髪へのダメージ、体への負担が強くクレームが多いため、2年ほど前には消費者庁が注意喚起も出されています。
※消費者庁、ジアミンで検索すると、炎症を起こしている真っ赤な皮膚の画像がご覧いただけますので、ここでは載せないでおきます。
ここ数年は、頭皮に負担の少ない無添加や天然成分、植物染料100%など、安全性が高いことを売りにしている商品が増えてきました。
自然志向の方や、オーガニック志向の方が増えてきて、出来るだけ体にダメージのない、無添加や天然成分の白髪染めを好んで使う人が増えてきたのですね。
白髪染めをする方には、成分も安心だし、無添加だし安心して使われる方も多いと思います。
しかし、無添加、天然成分、植物染料100%という白髪染めでも、かぶれや湿疹などのアレルギー反応が起こっているのが現状です。「悪いものが入っていないはずなのに?」と思いがちですが、そこが難しいんです。
無添加だから!オーガニックだから!といって必ず安全というわけではないんです。
無添加は、何が無添加だと思われますか?私も、髪の勉強をするまでは表記だけを信じていました。
表示指定の中に入っていないものが、『無添加』。その表示とは、国がアレルギーを起こすと認めた定めた成分で、使用基準値以下であれば、使ってもかまわないとされる成分です。
そしてびっくりなのがその数です。
日本では102種類ですが、ヨーロッパでは5000種類もあるとされています。日本、どんだけ少ないん??数の少なさがわかりますね。その為、無添加だから安全というわけではないんです。
Aozoraはたくさんのお客様の頭皮を毎日見ています。そして、カラーや白髪染めの後の頭皮があまりにもひどいことから、試行錯誤し、辿り着いたのがIPMヘナです。
抜け毛が薄毛が気になるなら、また髪を減らしたくない方は、IPMヘナ。たくさんのヘナを使ってみて、話を聞いて、本当に納得できたのはここだけ。
お客様にもこれまで、ヘナじゃないヘナを使用されていた方が何人もいらっしゃいました。だんだん染まるトリートメントも同じです。
ヘナについてはこちらにまとめてありますので、どうぞご覧ください。
https://www.aga-asahi.com/ipm-henna-sale/
長くなってしまいましたが、白髪の原因や予防策、ヘナについて、お分かりいただけたでしょうか?
上手く白髪対策をしながら、髪もしっかりキープする!それが理想的ですね。そしてAozoraでは、それがおこなえます。白髪が出始める年齢は、女性ホルモンのバランスも変わり、髪が薄くなるリスクが増えます。
シミ、しわ、たるみ、白髪、体重、、、気になる部分っていっぱいあります。でも、これだけは言えます!一番は髪です。髪を最優先に対策していただく事をお勧めします。
そして髪が気になりだしたら、一日も早くご相談ください。