学生時代から髪の細さを気にされていた30代のお客様。ボリュームアップのために長い期間、エクステをされていたそうです。時々、エクステの髪と一緒に自毛も抜けているので、美容師さんに相談すると、「これは大丈夫!」とずっと言われ、続けておられたそうです。
今となっては、「そんなわけない」とわかる事なんですが、当時はやっぱり美容師さんの言葉を信用してしまっていたそうです。確実にエクステで髪が減ったことを実感されていたお客様、あの頃に戻れるなら「絶対に増毛やエクステはやめて!と自分に言いたい!」と悔やんでおられました。
そんなお客さまですが、発毛開始から2ヶ月経過し、徐々に髪もふんわりしてこられお喜び下さっています。
最近、Aozoraでは女性が増毛エクステで薄毛が進行してしまったというご相談が続いています。2~3年前までは本当に、たまにしかなかったご相談だったのに、最近一気に増えているんです。何でなのでしょう?増毛技術や増毛商材が昔に比べ改良され、大手メーカーがウィッグに続き、コマーシャルを開始したので増毛人口が増えたのかもしれません。
一時しのぎには、増毛は即効性がありますが、長い目で見て考えなくてはいけません。ただでさえ細く痩せてしまっている髪が、髪を何本も支えられるはずがないのです。
基本として、増毛やエクステは「健康で元気な髪」におこなうものです。それが、おしゃれではなく薄毛改善目的となると、薄毛が気になる部分に健康な髪があるはずがありません。薄毛の部分は弱った髪ばかり。オシャレのエクステとはわけが違うのです。
Aozoraは、病院やクリニックでお薬を飲み、止めてしまったら髪が前より薄くなったという方が多く、お薬に頼らない発毛を推奨しています。お薬だけでもたくさんの人が困っておられるのに、この先もっと増毛エクステが流行ってしまうと、どうなってしまうのか?、すごく危惧しています。
どちらにせよ、薄毛対策は始める場合、長期的な目で見て方法を選ぶことが大切です。一時しのぎの誘惑に負けず、本当に髪を生やすことの大切さを一人でも多くの方に理解して頂ければと思います。