7月、寒暖差はあれど日中は汗ばむ季節になってきました。気付けばあっという間に夏が来ます。夏といえば、汗によるボリュームダウンや抜け毛が気になりはじめる方が多くいます。それは、夏ならではの抜け毛の原因が潜んでいるからなのです。
そこで今回は夏の抜け毛がなぜ多いのか、原因や対策についてまとめてみます。
まずはじめに夏のどんなことが原因で、抜け毛が増えるのでしょうか?
夏はイベントやレジャーといった何かと楽しみが多い季節ですが一方で、夏ならではの抜け毛のリスクがいくつも潜んでいます。順番に見ていきましょう!
過ごしやすい春から一気に猛暑日が続く夏に突入すると、気候の変化から身体がストレスを覚えることがあります。体に様々な不調を起こすストレスは髪に対しても悪影響を及ぼします。
ストレスの影響を受けやすいのが自律神経です。自律神経には交感神経と副交感神経の2種類があります。
この2つの神経のうち、身体がストレスを受けると交感神経の働きが優位になります。交感神経が優位になると、血管が収縮した状態が続きます。
すると髪まで栄養や酸素といったエネルギーが届きにくくなってしまい、弱った髪が抜け毛となって現れます。
紫外線には『髪の毛』と『頭皮』のどちらにもダメージを与える特徴があります。
髪の毛が紫外線を受けると、髪の毛の保護膜として機能するキューティクルが傷み、剥離していきます。
キューティクルが剝がれると、そこから髪の毛の栄養でもあるケラチンなどが漏れ出てしまい、髪が弱っていきます。その結果、パサつき・枝毛・切れ毛などのヘアトラブルに繋がります。
そして最も紫外線のダメージを受けるのが、頭皮です。頭皮も肌と同じように日焼けを起こし、細胞をサビつかせる活性酸素を発生させてしまう『光老化』という現象を起こします。
光老化が起こると髪を作る細胞である毛母細胞の働きが悪くなり髪の発育が阻害され、抜け毛の原因に繋がります。
夏になれば海やプールに出かける人も多いのではないでしょうか。
ここで重要になってくるのが、pH(アルカリ性・酸性を表す数値)です。
健康な髪はpH4.5~5.5の弱酸性に保たれています。しかし、海はpH8~9、プールはpH5.8~8.6。
海のpHはパーマ剤と同じアルカリ性の数値になるので、髪のダメージになりやすいことは想像しやすいかと思います。
海水浴から上がるとキューティクルは開いた状態になっており、さらに海水の塩分によって髪の水分が吸収され傷みやすくなります。
またプールについてはpHに開きこそありますが、髪のダメージになる理由は海と変わりません。
プールは消毒剤として『塩素』が含まれています。もし塩素濃度が高いプールに長時間入っていると、タンパク質が変質してしまいキューティクルが剥がれやすい状態になります。
そうすると、髪の中のたんぱく質や水分が流出してしまい、髪の毛も抜けやすくなってしまいます。髪質が変わるだけでなく、ダメージが蓄積されれば弱った髪は抜け落ちます。
海やプールに行った際、シャワー後に髪を乾かすと一気にパサつきを感じた経験がある方も多いと思います。
まさにそれがPHによるダメージなのです。
快適に過ごすためには必要なことですが、エアコンの使用は空気を乾燥させます。
健康な髪の内部には水分が一定量含まれ、だいたい15%前後と言われています。
この割合が7%未満になってくると髪が乾燥した状態になります。
そうすると切れ毛や枝毛といったさまざまなトラブルを起こしやすくなります。また、頭皮が乾燥してしまうと脂漏性湿疹などの炎症や頭皮の血液循環が悪くなり、抜け毛の原因に繋がります。
暑さによる疲れからくる夏バテ。その症状の中に『食欲不振』や『寝つきが悪い』といったものがあります。食欲不振になると栄養不足に陥り、髪の毛が十分に育たなくなります。
また、寝つきが悪いと成長ホルモンの分泌を妨げ、髪の発育不足になります。このような体調不良の1つも抜け毛に繋がるサインになります。
頭皮は全身の中でもっとも皮脂腺が多いゾーンです。
皮脂の分泌が多いイメージのある顔のTゾーンの2倍以上となり、頭皮では多くの皮脂が分泌されていることが分かります。さらに夏になれば皮脂の分泌がより進むため、気になってくるのが頭皮の衛生状態です。
皮脂と汗と混ざればニオイの原因になるだけでなく、酸化すると紅斑によって痒みを発生させる場合もあります。
さらに皮脂が毛穴に詰まると髪の発育不全を起こすことや、頭皮トラブルの悪化で炎症による抜け毛を起こすこともあります。
以上のことが、夏の抜け毛に繋がる主な原因です。
では、少しでも抜け毛を防ぐ為にはどのように対策すれば良いのでしょうか。
よく汗をかいた日や海やプールなどのレジャー施設を楽しんだ後は、汗や皮脂汚れをしっかり洗い流して頭皮環境を清潔に保ちましょう。
その際、シャンプーも頭皮に合ったものやアミノ酸系シャンプーなど刺激の少ないものでケアをするとより良いです。また、シャンプー前にブラッシングをしたり、長めの下洗い(2分程)で汚れを落とすことも大事です。
正しいシャンプーの仕方をYouTubeにあげていますので、ぜひご覧ください。
長時間屋外にいる際には、なるべく頭に紫外線を当てないことが重要です。帽子や日傘を使ってカバーしていきましょう。
気になる点として、帽子は長時間被っていると『蒸れる→頭皮トラブルになる』という説を気にする方もいるのではないでしょうか。
これに対しては、汗をこまめに拭くことや、帽子の中にタオルを置くことで清潔な状態が保たれます。
清潔な状態であれば、菌が繁殖し、ニオイや頭皮のトラブルにつながることはありませんので、安心して使用できます。くれぐれも汗や皮脂をそのまま放置しないようにしてください。
『胃がもたれる』『食欲がない』といった状態が続いているからといって、水分ばかりで補うことはよくありません。
髪の毛に必要な栄養素はタンパク質・ビタミン・ミネラルです。量ではなく質を意識して摂取するようにしましょう。
特にミネラルの中でも亜鉛は不足しがちなことから、積極的に摂取していかなければなりません。
そのためにサプリを使うのも方法の1つです。そして、暑い季節だからと冷たいものばかり口にしていると胃腸に負担がかかります。
食欲不振の悪循環にもなりかねないので、温かいものを摂るように心掛けましょう。
髪に必要なたんぱく質については、こちらの動画をご覧ください。
夏は日中や睡眠時の暑さ対策として、エアコンをつけっぱなしにする人が多いですが、あまり部屋を冷やしすぎるのはよくありません。
頭皮の乾燥を招いたり、涼しい部屋にいることで自律神経が乱れ血の巡りも悪くなっていきます。エアコンに備わっている除湿機能やドライ機能を上手く使い、部屋の湿度を50~60%くらいに保つと温度を下げなくても快適に過ごせるはずです。
また、タイマー機能なども上手く使い、身体を冷やしすぎないように気を付けましょう
夏は抜け毛が増えやすい季節ですが、紫外線対策に帽子を着用する、エアコンの使い方を見直すなど原因に合わせて対策をすることでダメージを減らすことは出来ます。
健康な髪は健康な身体あってこそのものです。
紫外線対策や夏バテ予防を心掛けて、日々の小さなケアから始めてみることをお勧めします。
夏!汗や皮脂は増え、髪もべたつきやすくなり、お悩みのご相談が増える季節です。
Aozoraは薬を飲まない、減らしたい、飲んでも生えない・・様々な状態に合わせ対応が可能です。また無理な勧誘は一切致しませんのでどうぞ安心していらしてください。
サロンの雰囲気やAozoraの取り組みはアメブロ旭・千林やインスタで毎日更新しています!
「自分はすでに薄毛?薄毛の状態ってどうなの?今起こっていることの原因は?」
スッキリしない時は発毛体験にいらしてください。しっかりと見させていただきます。
最後までお読みいただき有難うございました。
脳疲労という言葉をご存じですか?字のごとく脳が疲れるという意味です。
パソコンやスマホが世間に広がってからよく使われるこの言葉。皆さんは脳疲労を感じた事はありますか?
実はそんな脳疲労が、薄毛に深く関わります。
今回は、そんな脳疲労についてと実際に脳疲労チェック、そしてアラフォーになるとより気を付けなければならない理由と対策について話をさせて頂きました。
更年期を楽しく過ごすためにもぜひともご覧ください!
夏!汗や皮脂は増え、髪もべたつきやすくなり、お悩みのご相談が増える季節です。
Aozoraは薬を飲まない、減らしたい、飲んでも生えない・・様々な状態に合わせ対応が可能です。また無理な勧誘は一切致しませんのでどうぞ安心していらしてください。
サロンの雰囲気やAozoraの取り組みはアメブロ旭・千林やインスタで毎日更新しています!
ですので「自分はすでに薄毛?薄毛の状態ってどうなの?今起こっていることの原因は?」
スッキリしない時は発毛体験にいらしてください。しっかりと見させていただきます。
最後までお読みいただき有難うございました。
出産の後に抜け毛が増える産後脱毛症をご存知ですか?今やSNSでどんな情報も得れるので、妊娠出産経験のある方なら一度は耳にしたことのあるワードだと思います。
薄毛で悩む女性の中には、子供の出産後に抜け毛が急激に増えてしまい驚かれる方が多いです。
産後に起こる急激な脱毛は『分娩後脱毛症』と言われています。
Aozoraでは20代の女性がたくさん薄毛改善に来られており、その方たちは妊娠や出産による髪のダメージを恐れ、「子供は欲しいけど髪が心配・・」と口にされることもあります。
お客様たちと同じように、現在妊娠中の方、これから妊活を考えている方、またその中で髪に不安があり、妊娠することが怖かったり、現在すでに悩まれている方もいらっしゃるかもしれません。
今回はそんな妊娠から産後脱毛症までのメカニズムや、産後の抜け毛に困った際の対策法についてまとめます。
しっかりと対策することで髪の悩みは減らせます。
ぜひ最後までお読みいただき、安心して出産から子育てまでをしていただけたら嬉しいです。
はじめに産後の脱毛症、『分娩後脱毛症』とは一体どういったものでしょうか。
出産後2,3ヶ月経ったあたりから見られるようになる脱毛症を『分娩後脱毛症』と言います。ブラシで髪をとかしたときに何本も毛が抜ける、お風呂の排水溝に今までにない量の髪の毛が溜まっているといったことから、容易に異変に気付くことが多いです。抜け毛のピークは産後半年ぐらいですが、その後徐々に落ち着いて、多くの場合およそ1年後には妊娠前の髪の状態に戻ることが一般的ですが、抜け毛が増え前頭部がスカスカになり頭皮が透けて見えるほどのるケースもあります。
また近年サロンで多いご相談は、「放っておいても治るはずの抜け毛が何年もおさまらない」というご相談です。
通常時女性ホルモンは卵巣から分泌されていますが、妊娠をすることで胎盤からも女性ホルモンを分泌するようになります。
女性ホルモンにはエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2種類があり、妊娠28~32週間後になるとエストロゲンは約100倍、プロゲステロンは約15倍になると言われています。
これは、非妊時の女性ホルモンと比較しても大量に分泌されていることが分かります。もともと女性ホルモンには育毛作用があり髪が守られているため、これにより非妊娠時より髪の毛が抜けにくい状態になります。
しかし、出産後はそれぞれのホルモン量は一気に激減し、非妊時と同量にまで落ち込みます。妊娠時に減っていた抜け毛が出産後の女性ホルモン量の激減により一気に抜け落ちるため、大量の抜け毛が発生します。
ではなぜ女性ホルモンが増えたり、減ったりすると髪の毛が増えたり減ったりするのでしょうか。
エストロゲンにはそれぞれ3つの物質があります。
E1(エストロン)/E2(エストラジオール)/E3(エストリオール)です。
特にE2(エストラジオール)はエストロゲンの中でも活性が強く、妊娠に備え子宮内膜の細胞を増殖させて厚くさせたり、細胞の分裂を促したりする作用があります。
細胞を分裂させる作用によって、筋肉や骨を生成するサポートをし、毛髪においてのヘアサイクルの成長期の期間を延長させるため、髪の毛が抜けにくい状態にすることが分かっています。
ヘアサイクルは髪の毛1本が成長し脱毛するまでの循環のことを指します。
髪の毛は生えたら生えっぱなしという訳ではなく、成長と脱毛を繰り返します。女性は4~6年程度の成長期で毛髪は細胞分裂を繰り返して伸び続け、成長が止まり抜け落ちるまでの準備期間である退行期を経て、休止期で毛球が萎縮します。
今ある髪の毛を下から押し上げるような形で新しい毛髪が成長していき、新しい毛髪の成長期が巡るのです。
妊娠でエストロゲンのレベルが高くなると、細胞分裂が盛んになりヘアサイクルの成長期で行われている細胞分裂のサポートを行うため、成長期の期間が延長されます。
そのため、妊娠中には抜け毛がほとんどなく、むしろ髪の毛の艶が出てきたと思っているところに、分娩後は産後のエストロゲンの量が減少することで髪の毛のハリ艶もなくなり抜け毛も一気に増える現象が産後脱毛(分娩後脱毛症)のメカニズムです。
またホルモンだけでなく、出産をきっかけに抜け毛が増える原因があります。
近年ではダイエットブームが続いていることや、出産後に体形が変化したため妊娠前の状態に戻そうとして、無理な食事制限によって体重を落とす過度なダイエットや、それによるストレスによって薄毛に悩む女性が増えています。
また、乳児の夜泣きや食事を与えるために十分な睡眠を取れているとは言えない環境も、女性ホルモンが乱れる原因になりえるでしょう。具体的にどういうことかというと…
出産は女性の身体に大きな負担をかける上に、万全な状態に回復しないまま育児を開始しなければなりません。
体内時計が未熟なため乳児は昼と夜の区別をつけられませんので、夜中に目を覚まして食事を与えるなど、生活が急変します。十分な睡眠が取れていないと、睡眠中に分泌される成長ホルモンや成長因子が、髪の毛を十分に成長させてくれずに脱毛してしまうなど、抜け毛の量が増えやすくなったり、切れ毛や枝毛が増えたりします。
母乳育児をされている方は、母乳によってタンパク質や成長因子、ビタミンやミネラルなどの成分が新生児に与えられます。
そのため母体は出ていく母乳分以上に、それらの栄養が必要になります。母体の食事が母乳に影響がないからと言って、産後ダイエットで食事制限をする方ほど髪質が悪化したり抜け毛が増えるのです。
では、どのように対策や注意をしたらいいのでしょうか。
産後脱毛後、頭皮下で成長し始めた毛髪を正常に成長させることが重要ですので、睡眠時間の確保や栄養のある食事をしっかり摂りましょう。
特にたんぱく質・亜鉛・鉄分・ビタミンを豊富に含む食材を意識してみましょう。
洗髪を疎かにして頭皮環境が悪くなれば、毛髪が正常に成長できなくなってしまうだけでなく、脂漏性皮膚炎などの症状にも繋がります。
シャンプーは刺激の少ないアミノ酸系のものに変更し、洗うときは2分以上流すようにしましょう。
Aozoraで、頭皮や髪のお悩みの方向けにおすすめしているシャンプーがあります。
それがこちら。↓↓↓クリックで移動します
安心して頭皮ケアできるものを使用するのが、発毛育毛への一番の近道です。シャンプー選びに困ったらぜひこちらご使用になられてみてください。違いをご実感頂けるはずです。
バランスの取れた食事をしても血流が悪いと頭皮まで栄養が行き渡りません。頭皮マッサージや首肩のストレッチで血流改善を行いましょう。
Aozoraでは頭皮マッサージ動画をアップしておりますので、一緒に行ってみてください。
産後に大量の抜け毛があることで、このまま生えてこないのでは…と心配になり、精神的ストレスがたまると睡眠の質が悪化したり、食欲不振もしくは暴飲暴食に陥ったり、ホルモンバランスが乱れてしまうことがあります。
これは①で述べたように成長し始めた毛髪に対して通常の成長を阻害してしまいます。
不安な気持ちもありますが、心配しすぎずに自律神経を整えましょう。
例えば、アロマを焚いてみたり、クラシックを聴いたり、ゆっくり深呼吸をすることで自律神経を整えることができます。
多くの場合、産後の脱毛症状は一定期間経過すると改善に向かいますが、今は若い方の薄毛が増えており妊娠前からすでに髪が薄かったというケースも多いです。
日ごろからの規則正しい生活や睡眠の質、ストレスとの上手な付き合い方がよりいい結果をもたらしてくれます。
出産直後に関わらず、健康的な習慣を身に着けておくことでその後の髪や体の予防にも繋がります。
まずは、出産による女性ホルモンの影響という事を理解したうえで、規則正しい生活を心がけてみてはいかがでしょうか。
そして色々してみても抜け毛が減らず、子育ての疲労にプラスし、気持ちがしんどくなってきているような方は、Aozoraの発毛体験をご利用ください。数多くの経験や実績があります。
原因を突き止め、しっかりとした対策をされることがお勧めです。
「自分はすでに薄毛?薄毛の状態ってどうなの?今起こっていることの原因は?」
スッキリしない時は発毛体験にいらしてください。しっかりと見させていただきます。
最後までお読みいただき有難うございました!
</
最近は汗ばむ日もでてきました。今年の夏も暑くなりそうですね。汗ばむ季節、気になるのがニオイ。
今回は頭のニオイの原因と対策について、これまでの経験をもとにお伝えさせていただきました。
きちんと対策すれば、頭皮のニオイは必ず軽減されます!
どうぞご覧になってみてくださいね。
春から発毛をスタートされたお客様は、髪がふんわりしてこられています!気持ちも軽くなりますね。
汗が気になる季節になる前に、薄毛対策をスタートしませんか?
髪や薄毛が気になる方、Aozoraにご相談ください。
旭・千林店、大阪梅田店ともに受付中です。土日は混み合いますので早めのご予約をお願いいたします。
※ご予約は06-6956-0700または、トップページのline@ご連絡が早いです。
今みなさんはどんなシャンプーを使っていますか?
さまざまなお店で販売されているシャンプーは種類が豊富で何を基準に選べばいいのか難しいですよね。
今回は数多くの中から自分の頭皮に合ったシャンプーを見つけるための選び方についてまとめてみました。
また、抜け毛や薄毛が気になる人ほどスカルプケアは重要です。頭皮に良くないシャンプー選びは薄毛のリスクとなりますので、正しいスカルプケアにお役立てください。
では、まずシャンプーの種類を見ていきましょう。大きく分けて3つの種類になります。
【アミノ酸系シャンプー】
地肌に優しく低刺激で保湿力の高いことが特徴です。アミノ酸系界面活性剤は、人間の肌や頭皮と同じ弱酸性です。
ですので、これらがいわゆるスカルプシャンプーと呼ばれるものになります。
(成分表示例)
・ココイルグルタミン酸2Na ・ココイルグルタミン酸Na ・ココイルグルタミン酸K
・ココイルグルタミン酸TEA ・ラウロイルサルコシン酸TEA
・ラウロイルサルコシンNa ・ココイルメチルタウリンNa など
【高級アルコール系シャンプー】
代表的なシャンプーで、市販のシャンプーで最も多く見られます。洗浄力・脱脂力が高いことが有名ですが、泡立ちや泡切れも良いので、少量でも使用することができます。
(成分表示例)
・ラウリル硫酸Na ・ラウレス硫酸Na ・ラウレス硫酸アンモニウム など
最近ではこの硫酸系の代替成分として『オレフィン系』が利用されることもあります。
洗浄力は硫酸系と同等です。
(成分表示例)
・オレフィン(c12-14)スルホン酸Na ・オレフィン(c14-16)スルホン酸Na など
【石けん系シャンプー】
洗浄力が強く、脱脂力が高いことが特徴です。また石けん系シャンプーは弱アルカリ性なのも特徴の一つです。
(成分表示例)
・石けん素地 ・カリ石けん素地 ・脂肪酸ナトリウム ・脂肪酸カリウム など
この表記に添加物である、香料や防腐剤、着色料などが含まれて販売されていることがほとんどです。
では次にそれぞれのメリット、デメリットをあげてみましょう。
【アミノ酸系シャンプー】
メリット
アミノ酸系シャンプーは強すぎない洗浄力で髪や頭皮を洗い上げることが大きなメリットです。
必要以上の刺激を与えずマイルドに洗うことができるので頭皮や髪に優しいです。マイルドな洗浄力のアミノ酸系シャンプーは、不要な汚れだけを落とし、頭皮に必要な皮脂をキープしてくれます。
洗いすぎによる保湿効果の低下を起こさないことで、頭皮の乾燥を防ぎます。また特徴にも記載しましたが、肌と同じ弱酸性のため、肌なじみが良く、頭皮に余計な負担を与えてしまうのを減らすことができます。
デメリット
マイルドな洗浄力が持ち味ですが、頭皮がべたつきやすい脂性肌の方や整髪料を多く使っている方などは頭皮の汚れや皮脂を十分に洗浄できない可能性があります。またアミノ酸系シャンプーは値段が安くないものがほとんど。
かつドラックストアやスーパーでは品数も少ないため見つけるのが難しいかもしれません。
【高級アルコール系シャンプー】
メリット
高級アルコール系シャンプーの一番のメリットとも言える洗浄力の高さは、皮脂や汚れを一度で洗い流すことです。また、泡立ちもよく使いやすい点もあります。市販のシャンプーのほとんどがこの高級アルコール系シャンプーであり、香料などが含まれているため、安価で香りを楽しみながら洗うことが出来ます。
デメリット
洗浄力の高さから必要な頭皮の皮脂や髪の潤いまで洗いすぎてしまうことです。
そのため髪や頭皮の乾燥につながることも。髪や頭皮のダメージが大きい分、痒みやフケ、湿疹などの原因になることもあります。また、髪に大きなダメージを与えるのでカラーやパーマの持ちが良くない点もあげられます。
【石けん系シャンプー】
メリット
天然由来の成分を元にした界面活性剤が使われていることもあり、肌に優しい。
また洗浄力が強く、脱脂力が高いこともメリットの一つです。皮脂の分泌量が多い方は洗いあがりがスッキリ感を感じることが多いです。
デメリット
石けんのほとんどはアルカリ性で肌と同じ弱酸性の髪の毛には良くありません。使い続けることで髪は傷んでいき、切れ毛や抜け毛になることもあります。
またキューティクルを傷つけて髪のパサつきやハリのなさまで招いてしまうこともあります。そして、洗浄力・脱脂力の高い石けんは、必要以上の皮脂まで取り除いてしまうので頭皮が乾燥してしまいます。
以上がメリット・デメリットになります。
これを踏まえて、それぞれどんな人に合っているのでしょうか。
【アミノ酸系シャンプー】
洗浄力がマイルドなことから、敏感肌やアトピーなど肌の弱い方・頭皮の痒み、フケなどの頭皮のトラブルが起こっている方・薄毛や抜け毛で悩んでいる方におすすめです。
アミノ酸系シャンプーは、髪や頭皮が持つ保湿成分や必要な皮脂を残しつつも余分な皮脂や汚れを落としてくれる効果が期待できるからです。ただし、ワックスやスプレーなどの整髪料を使用している方は、1回のシャンプーでは落としきれませんので、まずはコンディショナーを髪につけ,乳化させ洗い流し、シャンプーで2度洗いをしていただくか、下洗いの段階で時間をかけて洗うようにしましょう。
【高級アルコール系シャンプー】
洗浄力が強いので、皮脂の分泌量が多い方・スタイリング剤を使用している方などが当てはまります。しかし、皮脂の分泌量が多くても乾燥による過剰分泌の場合は、高級アルコール系シャンプーを使い続けると良くなるどころか頭皮はどんどん悪化してしまうので、その場合は使用を控えましょう。薄毛人口の多い昨今は、これらのシャンプーが推奨されることは価格以外ではないと言えます。
【石けん系シャンプー】
こちらも洗浄力が強いことから、皮脂の分泌量が多い方にはおすすめですが、脱脂力が強いので毎日使い続けると乾燥し、頭皮のトラブルになり、薄毛の原因にも繋がります。ですので、使用する際は週に1.2回程度にしましょう。また弱酸性のリンスやトリートメントを使ってアルカリ性に傾いた髪を元の状態に戻しましょう。
市販のシャンプーはさまざまな種類がありますが、頭皮や髪の状態によって使うべきシャンプーが異なることが分かりました。
みんながいいと言っているから、人気の商品だから、といった理由で選ぶのではなく、まずは自分の髪や頭皮の状態を知ることが一番大事なのですね。それから選ぶようにすると自分に合ったシャンプーに出会えるのではないでしょうか。シャンプーを購入する際はぜひ参考にしてみてください。
Aozoraではサロン専売品とは異なりますが、頭皮や髪のお悩みの方向けにおすすめしているシャンプーがあります。
それがこちら。↓↓↓クリックで移動します
安心して頭皮ケアできるものを使用するのが、発毛育毛への一番の近道です。シャンプー選びに困ったらぜひこちらご使用になられてみてください。違いをご実感頂けるはずです。