頭のかゆみやフケが続いて困っている、頭のかゆみを放っておいたら抜け毛が増えてきた、、そんなお悩みはありませんか?今回はそんな抜け毛にもつながる脂漏性湿疹や脂漏性脱毛症についてまとめました。ぜひ最後までお読みください。
思春期から成人の頭部、毛の生え際、耳の後ろ、眉毛から眉間にかけて、鼻の周り、胸、背中の正中部、脇の下、へそ、股などのあぶらを出す皮脂腺の豊富な部分(脂漏部位)に好発する境界明瞭な赤い発疹を特徴とする湿疹です。
当初の症状が、ほかの皮膚炎(アレルギー性皮膚炎や刺激性皮膚炎)と似ているため、脂漏性皮膚炎とは知らないまま、痒みなどに悩んでいる方はかなり多いと推定されます。もし、炎症による赤らみ、湿疹、痒み、皮膚のかさつきを繰り返す場合は、脂漏性湿疹を疑ってみてもいいでしょう。
また、生後1カ月前後の赤ちゃんの頭部や顔面にもカサカサとした赤い発疹が見られることがあり、それは『乳児脂漏性湿疹』と呼ばれます。
これは生後2~3ヶ月ほどで自然に治ってしまうことがほとんどです。
ところが成人の脂漏性湿疹は、放っておいてもよくならないケースが多く、脂漏性皮膚炎をおこし、脂漏性脱毛症という大量の抜け毛につながることがあるため髪のボリュームという面を考えても注意が必要です。
成人の脂漏性湿疹は脂漏(皮脂分泌)部位に皮膚炎があることから、皮脂腺の成熟が病気と関係していると言われています。
はっきりとした原因はわかっていませんが皮脂分泌を促進する男性ホルモン(アンドロゲン)の影響が関係していると考えられています。
また、皮膚によって分泌された皮脂中成分トリグリセリドが真菌(マラセチア菌など)を有利脂肪酸へ分解し、その有利脂肪酸の皮膚への刺激で皮膚炎を起こすという説。
もう一つはアレルギーの説が有力です。
マラセチア菌は脂漏部位に多く、一般的にあぶら症の人に多くみられますが、どんな人の皮膚にも寄生している常在菌なので、他人にうつることはありません。
その他、皮脂腺機能異常、発汗機能異常、脂質代謝異常、ビタミン不足(B2,B6)、内分泌異常、ストレス、寝不足、アルコールの過剰摂取、環境因子、遺伝的要因、ホルモンバランスの乱れなどの要因が考えられ、糖尿病、肝障害に合併することもあります。
軽度:痛みはほとんどなく、軽いかゆみ。
中程度:皮膚が赤くなり、頭部では黄色っぽい湿り気のあるフケが目立ってきます。
重度:頭部や胴体の脂漏部位に比較的境界明瞭な紅斑が広範囲にわたって出現。
頭部ではフケやはがれた皮膚、掻くことによる浸出液が固まり、かさぶたで髪の根元が覆われることもあります。
☆多くは一度発症するとよくなったり悪くなったりを繰り返しながら、慢性的な経過をたどり自然に治ることはほぼありません。
ですので、早めの対策が必要です。
かゆみやフケが続き、自分で調べ、これは脂漏性湿疹では?と思われる方も多いです。フケや痒みはシャンプーやコンディショナーの洗い残しによるものもあるため、まずシャンプーやコンディショナーをしっかり流す(2分)習慣をつけます。
それでも症状が落ち着かない場合は脂漏性湿疹を疑うとよいでしょう。
また皮膚の赤みなど炎症がなく、乾いたフケだけが出る場合は、粃糠疹(ひこうしん)、乾性脂漏(かんせいしろう)という、いわゆる「フケ症」ということもあります。
その他アトピー性皮膚炎や別の種類のカビによって起きるカンジダ症など、似たような皮膚症状を呈する病気もいくつかあり、これらの見分けは難しく、病気に応じた専門の治療が必要ですので、思い当たる症状がある場合は、皮膚科を受診されることをお勧めします。
実際には脂漏性湿疹は慢性的に移行するものが多く、ステロイドの外用剤、またマラセチア説に対しケトラコナゾールなど抗真菌剤も用いられますが、治療をやめると再発するケースがほとんどです。
そして脂漏性湿疹で皮膚が炎症を起こすと脂漏性皮膚炎。それが原因となり起こる脱毛症を脂漏性脱毛症といいます。
この脱毛症は頭皮の痒み、フケと共に抜け毛が増えるのが特徴です。
また、抜けた毛の毛根部が脂っぽくべたっとしているのも特徴の一つです。
思春期以降や30~40歳代の皮脂分泌が増える年代に多く、冬などの寒い時期になると空気が乾燥し、かゆみが出たり症状が悪化しやすいとも言われています。
先ほどの脂漏性湿疹の原因と同じです。
頭皮にある皮脂腺は頭皮や髪を守り潤すために皮脂を分泌しています。
皮脂は温度や男性ホルモンの影響を受けていますが、皮脂の増加は常在菌であるマラセチア菌を増殖させます。マラセチア菌が皮脂を好むからです。
繁殖したマラセチア菌は頭皮に炎症を起こし、脂漏性湿疹を起こします。
炎症が起こった頭皮は健康な髪が生えにくくなり、細く抜けやすい毛が増え脂漏性脱毛症を発症してしまうのです。
・洗顔、洗髪のやりすぎ
石けんやシャンプーは、必ず低刺激のものを選びましょう。
頭皮や髪のベタつき、痒み、フケが気になると力強くゴシゴシ洗ってしまいがちになりますが、指を揃えて毛流れに逆らいながら細かく洗いましょう。また熱いお湯は皮膚を乾燥させますので40度までが適温とされています。
・頭皮に直接つく整髪料は刺激で頭皮コンディションを悪化させる可能性があるので使用を控えます。
・過労、ストレスを避け充分な睡眠と適度な運動を心掛けましょう。
理想の睡眠時間は7時間前後です。
また慢性的な運動不足は髪の成長・発達に重要なホルモンバランスを乱れさせます。
ウォーキングなど、中程度の運動を週150分(1回30分×5)行い、ホルモンバランスを整えましょう。
・ビタミンB2・B6を多く含む食物をとる
ビタミンB2はうなぎ・イワシ・牛乳・納豆・アーモンドなど
ビタミンB6はまぐろ・鶏ささみ・レバー・バナナ・とうがらしなど
ただし、ビタミンB群はストレスや激しい運動、アルコール摂取で消費されやすいので、生活習慣や食生活の改善、ストレスの軽減も併せて行いましょう。
・湿疹部位を清潔に保つ
汗による刺激でも頭皮コンディションは悪化することがあるので、汗はこまめにタオル等で拭くようにしましょう。ヘルメットをかぶる方は特にここ注意です。
・アルコールや脂肪の多いもの(ナッツ、チョコレート、揚げ物)を摂りすぎないようにする。お酒はビタミンB2の吸収を妨げる効果があります。
脂肪の多い食べ物には皮脂を作り出す原因のものが含まれています。(トランス脂肪酸)
・便秘にならないよう食事は規則正しくとり、食物繊維の多いものをとる
食物繊維の多いものは玄米・とうもろこし・納豆・大豆・さつまいも・ごぼう・しいたけ・わかめ・みかんなどです。
・生活習慣やホルモンバランスの乱れ、食生活の偏り、マーガリンやショートニング、硬化油などのトランス型脂肪の摂取により過剰な皮脂分泌を誘発しますので注意が必要です。
かゆみが出ると、つい掻いてしまいがち。
掻くことで一気に皮膚コンディションは落ちてしまいます。皮膚は3日で悪くなり、治るのは3年かかるといわれます。
痒い部分に爪を立てたり、ごしごし洗いをしたり、フケをむしるなど機械的刺激で悪化しますので、掻かない、痒いときは冷やす。それでもだめならかゆみ止めです。
そして皮膚の大敵は乾燥です。加湿や保湿でしっかり乾燥対策を行いましょう。
Aozoraでは女王ハーバルクリアというインドの頭皮に良いとされるハーブを15種類ミックスしたもので過剰な皮脂を取り除き、頭皮のターンオーバーを整えます。
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脂漏性脱毛症は皮脂分泌が多い方や菌の繁殖が原因で起こります。もともと皮脂の多い体質の方や、すでに脂漏性湿疹の診断を受けられた方にもAozoraでは頭皮のハーブパックをお勧めしています。
クリニックには無い厳選ハーブでの特別ケアでフケはもちろん頭皮の赤みや痒み、抜け毛改善された方がたくさんおられます。
今回は脂漏性湿疹・脂漏性脱毛症の原因や症状、対策についてまとめました。
フケは見た目が悪く、かゆみはとても強いストレスとなります。そのうえ抜け毛まで増えると本当に大変です。
脂漏性湿疹やそれによる抜け毛を防ぐためにも、適切な頭皮ケアと規則正しい生活習慣を送りましょう。
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